43年目

19歳、思いのほか映画館に通っていた

端麗

今年度のコース選択は思想にした。もう少し生きやすくなるための思想を沢山知りたいなと思っていた。確かに知れば知るほど虚しさもあるけれども。

 

去年得たことはやはり無神論実存主義について触れられたことだと思う。

キルケゴールなんかはやっぱりキリスト教について知識だけでなく心も通じて陶酔していないと理解はできるが同意できない点もある、『死に至る病』を読みそう思う。

それに対してサルトルの思想はなにか無宗教な我々の心をつかむところがあるなと思った。

我々人間の存在が本質より先立つとするのなら、自らを自らが存在させていることに責任が生じてくる。

私は、ヒトは存在の軽さや虚しさ、無意識に耐えられないから、存在に意味を担わせることによって生きながらえているのだと思う。存在と意味・本質は別の話であり、重ねたり付随させて話をしてはならないと思う。

存在をすり替えている